人生の達人は、「嫌い」を「感謝」に変えられる人

・合気道は、決まった技を互いに行いあうものです。
 決まった技なのに、上手にかからないのは、正しく行えていないからです。

 つまり自分が未熟なことが上手くいかない原因です。

ところが、つい「相手が意地悪をしている」と考えてしまう人が多いものです。

そうして、互いに相手を嫌いになってしまいます。
人と人が互いに行うことで、嫌いになったら上手くいきそうですか?

そのとおりですね。余計に上手くいかなくなります。

上手くいかない→相手のせい→相手が嫌い→もっと上手くいかなくなる→相手がますます嫌いになる・・・

負の連鎖。悪循環です。

こうしたことは、日々の生活においても出てきますよね。

したがって、合気道は、日々の生活態度、考え方が適切かどうかを

確認する場と言えます。

物事がうまくいかない場合、その前の工程、考え方に問題があることが多いものです。
さきほどの合気道の稽古を例に上手くいく方法を考えてみましょう。

上手くいかない→「相手のせい」と考えるのが誤りではないか?と考え直してみます。

1.上手くいかないのは、正しい方法を知らないからだ、と考えて
 ①上手に行える人をよく観察します。
 ②上手くいっていない人もよく観察します。または自分の動きと比べます。

 ③その違いを見つけます。

 ④その違いを自分で試してみます。
 ⑤上手くいけばOK.行かなければ、①②を繰り返します。

 2.上手く行かないのは、正しい方法は知っているものの、まだ身についていないからだ、と考えて

 体になじむまで、繰り返し稽古します。

たいがいは、この2つで上手くいくはずです。

さて、さて、この「上手くいかない」があったからこそ、
改善できるきっかけをいただけたわけですね。

ということは、そのなんて意地悪な!と思ってしまった相手こそは

実は、感謝できる人と言えないでしょうか。

日本人の中には、人間関係を重視する方が非常に多いですね。

こうした方々は、相手に嫌われたくない、人間関係を損ないたくない、との

想いから、技が出来てもいないのに、出来ているかのようのお付き合いしてくれる人が

多いのです。

こういう人は、「良い人」と思われることでしょうね。

しかし、実際には、周りにこういう「良い人」ばかりだと

成長する機会を失うのです。

お子さんが、学校の友達に嫌なことをされた、先生にこんなことを言われた、
などと言われたときに、一緒になって腹を立て、抗議する親がいますが、

そんなときこそ、わが子の成長の機会ととらえて、

言って聞かせてみてはいかがでしょうか。

そうした人間形成の態度が、
将来、自分を救うことになります。

大人になった子供に苦しめられている親は、
大勢います。

子供の時に、修正することをしてこなかった

自分の責任なのですね。

 

 

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