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不登校は、子育ての希望の光か?①

弊社は、氣功療術院シンメトリーも運営しています。


数年前から不登校のご相談があったのですが、

パンデミック最中から、さらに相談が増えてきました。

 

成人のうつもパンデミック前から

2.2倍になったとの統計もあり、自殺も増えています。


従来であれば、これらは、マイナスの状況でしか

ありませんでした。

 

しかしながら、その真の原因を考えた場合、

現在のそれは、必ずしもマイナスとばかりは言えない状況でも

あると考えています。

 

【不登校、引きこもりの裏にある背景とは?】

結論は、現代の学校教育と家庭教育とが、現在から未来に対して

著しく遅れていて、そのことに本能で気づいている子供たちが

学校に行くことの意味を見出せずに、登校拒否している、という

側面があると思うからです。


現在ほど、子育てに悩む時代は無いかもしれません。

 

日本の大企業は、かつて高度成長時代の1960年代から1980年代後半までの

およそ30年間、憧れの的でした。

理由は、「終身雇用」、「年功序列」「定期昇給」です。

 

入社してしまえば、毎年、定期昇給と呼ばれる給与アップがあり、

しかもポスト、階級も上がっていき、定年まで勤めあげることができたからです。

 

中学生、高校生が聞けば、ウソだろ、そんな良い話なら、

何時間でも勉強する!塾にも行く!ゲームなんかやっている時間はない!

 

となるでしょう。実際、その時代は、その考え方で上手く行っていたのです。

 

ところが、バブル崩壊以降、こうした庶民の小さな幸せを成立させていた

成功法則の根底であった

「終身雇用」「年功序列」「正社員の定期昇給」は

「早期退職制度」「契約社員制度」「実力主義」へと変貌しました。

良い学校に入り、公務員、大企業へという成功法則は、

現代には無いのです。ゼロです。

 

国家公務員は、これは以前と変わらないように見えますが、

40歳で同期は一人を除いて、天下り。つまりお役御免。

 

天下りを3つ4つ繰り返して、退職金と年金でお金は

確保できるかもしれませんね。

 

しかし・・公務員は、(地方公務員も)何かしでかせば、すぐに首です。

 

そうして、やらかす人が後を絶ちませんよね?

 

せっかく、公務員になったのに、どうしてしょうもない犯罪を犯して

懲戒解雇になる人が後を絶たないのか?

 

その理由は、

成りたくも無いのに、「安定」しているからという理由で

成りたかった夢を早々に捨てて、就いたからではないでしょうか?

 

そのため、首になるようなことをしでかさなくても

うつになる公務員は、民間企業よりも多いのです。

 

では、こうした現況にあるにも関わらず、

学校教育は、現代及び未来に適合したものへと変貌したでしょうか?

 

ほんの一部にそうした試みは見られるものの、

大半は、従来のままではないでしょうか?

 

いえ、従来以上に、校則に厳しいところも多いように聞いています。

細かな決め事も多いようです。

 

ぼくが聞いたところでは、

 

小学校では

・机の上に、何をどこに置くのか、位置が決められている。

・挙手する際は、耳の横まで上げる。

小学校、中学校では

・宿題の量が多い。

小中高では、

・校則が厳しい。(これは昔から変わっていないかも)

 

つまり、管理が厳しくなって、つまらなさは増えていて、

しかも現代、未来の求められる人材教育は出来ていない。

 

こんな状況であれば、誰しも学校へは行く意味に疑問を持つのではないでしょうか?

なぜ、不登校、引きこもりに希望の光があるのか?

次回は、大人も会社に行きたくない理由を探ります。